愛していた人に浮気や不倫をされるのは辛い。そのときの怒りや悔しさといったら、表現できないほどのものだろう。だが、なかには自らの感情をはっきりとした形で表現する人もいる。
妻の不倫が原因で離婚したという、アメリカ人のアラン・マルコヴィッツさんもそのひとりだ。妻に裏切られた憤りを表現すべく彼がとった行動は、「復讐の銅像」を建てること。マルコヴィッツさんの怒りが全力で伝わってくるその形状が、いま海外で大きな話題を呼んでいるのだ。
・自分の知り合いと妻が不倫したため離婚
ミシガン州で3つのストリップ・クラブを経営するマルコヴィッツさんは、2年間連れ添った妻と離婚したばかり。離婚の原因は妻の不倫だった。しかも、不倫相手の男性はマルコヴィッツさんの知り合いだという。
・別れた妻の「お隣さん」になる
離婚後、元妻は不倫相手の男性と一緒に住み始めたそうだ。それは、すぐにマルコヴィッツさんの知るところとなり、不倫に対する怒りがおさまっていなかった彼は、なんと元妻が住む家の隣に引っ越したそうだ。
・「復讐の銅像」建立
新居に引っ越した彼は、さっそく自らの怒りを形にした銅像をバルコニーに建てた。中指だけが立てられた手の銅像だ。その向きは、元妻の家の方向にピタリと定められている。そう! 彼がわざわざ引っ越したのは、元妻の家の中からでも銅像がよく見えるようにするため。ストーカー行為などではなく、ただこの銅像を見せるための引っ越しだったのである。
・銅像は不倫相手の男性に向けられたものだった
さすがにこの銅像は人目を引き、すぐにネット上で拡散されて地元メディアなどにも取り上げられた。だが、当のマルコヴィッツさんは、自らの行動がここまで大きな話題になるとは思っていなかったという。
「元妻にはもう何の感情も持っていません。私はただあの男が許せないだけなのです。こんなことをするなんてあいつは本物の男ではありません」と、彼は語っている。どうやら元妻ではなく、不倫相手の男性に向けられた銅像だったようだ。
・ネットユーザーたちからは賛否両論
銅像の写真を見たネットユーザーたちからは、「これは笑える!」や「“本物の男”はこんな幼稚なことはしない」など様々な意見が寄せられている。自らの気持ちを包み隠さず表現したマルコヴィッツさんの行動を、みなさんはどのように感じただろうか。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1120&f=column_1120_056.shtml